スモーキングin喫茶店。

煙草を吸う人とは結婚しないと決めていたのに、出逢った人は煙草吸いでした。でも、なぜか彼が煙草を吸っても臭いと感じたことがない。彼の吸っているのはオーガニックの煙草で、吸うときにする匂いは焚き火?というべきか‥私にとっては香ばしくっていい匂いです。
煙草を吸う人とは絶対結婚しないと決めていたのに、そんな彼と一緒になり、何の支障も疑問も感じていないことを、誰かにこんな話をするまで気づいてすらないほどで、もう寧ろ、今は好んで喫煙席があるお店、全面喫煙のお店に行きます。
独身のときは、お茶したいときはスタバとかタリーズとか。そういう系統のカフェなお店が多かったでした。今は、夫が喫茶店好きなこともあって、何十年もやっていそうな昭和的な喫茶店を選ぶことがすごく多くなりました。夫がゆっくり煙草を吸えないと私も落ち着かないしね。
そういう喫茶店の場合、ほぼ必ず全面喫煙OKのお店なのでとてもありがたいです。
そういうお店はどちらもまことに独特。お店のデザインはしっかりと昭和の匂いを感じさせ、壁紙や床も、年季のはいったテーブルや椅子その他の調度や飾りも昭和が染み付いている。砂糖や塩の容器やらお盆やらナポリタンとかの鉄板とかも、いちいちしっくり感が凄く、もう今買おうったって買えないものばかり。スプーンやフォークを懐かしいあのナプキンで包み方をしてあるところもありますしね。店員さんもそれぞれに独特で。はじめてのお店ではちょっとドキドキしながら入ってみて、ママさんか優しそうでホッとしたり、逆にちょっと怖いなと緊張したりして、それがまたよかったり。
そういう一つ一つが絶妙に混ざりあって、一朝一夕には生まれない雰囲気を保っています。
そういった趣は、積み重ねた時間しか作り出せないものだと想われ、それぞれのお店がこれからもなるべく長く続いてほしいと願うばかりです。

名前を覚えてないところもかなり多いのですが、思い付く、名前を覚えているところでは、名古屋は本山駅そばの西原珈琲店。平和公園から少し東の絵里奈。岡崎ならモダン道路沿いのシャングリラ。
個人店ではないのですが、名古屋越の丸福珈琲店の喫煙席もなかなかゆったりとして、特別扱いしてもらっているような空間。そこら中にありすぎるコメダ珈琲店の喫煙席もなかなか悪くない。なんせコメダの店員さんは皆さん素晴らしいですしね。