もっと他に書きたい話題が浮かんだが、乗りかかった船なので、一昨日から書いている「myヘアスタイル考」を続けてみよう。「乗りかかった船」?「乗りかかった舟」?調べてみなきゃどちらのフネが正しいんだかわからないが、私って「乗りかかったフネ」がとにかく好きだな・・
さて、実家を出て名古屋に引っ越して来たのを期に髪をバッサリ切ってみると・・・洗うのは早いし楽、そして、何より頭があまりにも軽いのにビックリした。バッサリやった時に美容室の床に落ちた髪の量をみて、残念な気もしつつ、こんなボリュームのものが頭皮にぶら下がっていたのかと思うと、そりゃあ頭も重くて肩も凝るだろうと思ったっけ。「髪は命」なんていう言い回しが存在するくらいだから、単に物質的な質量の重さだれとは言えなさそうだ。日本民族の髪は色も黒めだし、黒は全ての色を含んでいる色ともいえる色だし、色々と深くて重みがある。きれいに伸ばせばお金になるものでもある。変な論理だが、お金って侮れないものだから、それに代わるくらいのものだということにも重みを感じさせられる。
そうしてショートヘアの楽しさに目覚めてみると、ベリーショートっぽいものから、アシンメトリーなショートやボブ、西洋人風のクリクリショートなど色々と挑戦した。髪は短い方が伸びるのが早く感じるし、ちょっと我慢して伸ばしておけば、次のカットの時にはまた全く違うヘアスタイルに出来てしまう。飽きっぽい自分の性格とすごく相性がいい。30年以上長い髪で通して来て、それはそれで自然なことだったし、楽しみもしたのだが、もっと早く長い髪一辺倒を卒業していてもよかったなと思うくらいおもしろかった。長かった頃は垂らしたままか、ポニーテールっぽくするか、低いところでしばるか、おだんごにしてかんざしを挿すかくらいのことで、髪の毛のスタイルには、注意を払っているようで払っていなかったように思う。何ヶ月かに一度美容院に行って整えるくらいが精一杯だったのだと思う。
おしゃれなヒトは高校生くらい?いや、今なら小学生もワックスとかジェルとか使うのだろうか。私は、その何倍もの歳になってからバッサリ髪を切って初めて、そういうハードな整髪料を使うようになったのだが、自分の髪を「黒くて強くてまっすぐすぎる‥」と思っていて、なんとか自分のしたいヘアスタイルにしようとあれこれ試みた。それはそれでおもしろかったけれど、何かの拍子に、今まで知る由もなかった目からウロコ!のカットの技術を知ることになる。それはまた次の機会に。