わたしの感性を取り戻そう。
幼い頃に感じていた「本当に好きだったもの」や「素朴に純粋に心地よかった経験」など、
成長するにつれて、取るに足らないものだと捉えるようになったり、
忘れてしまうことがあります。
わたし自身、「いちばん好きなもの」「いちばん感動したもの」という、
自分の気持ちや想いを表現してくれているはずの率直な感覚に蓋をしてしまっていました。
長い間、2番や3番、それ以下で自分を誤魔化してきたことを思い知りました。
“いちばん”を手に入れられたか“よりも、
“いちばん“がどういうものかをわからないできたことを途轍もなく悲しんでいたことを知りました。
しかし、それらの感覚は決して消えてなくなってしまったわけではありません。
自分自身との対話を通じて、
自分の内面と丁寧に向き合うことで、これらの感覚は必ず「思い出す」ことができます。
現に、金髪になった自分の髪と四六時中ともに過ごし、
「わたしらしいわたしの姿」を常日頃目の当たりにして、
わたしはだんだんと「わたしのいちばん」をわかる感覚を取り戻していきました。
自己対話という主観的な問いと気づきと、自分らしさの視覚化という客観視とがよい相乗効果を呼ぶのです。
このプロセスでは、誰かに「これがあなたに似合います」と決めてもらうのではなく、
私の問いかけを通じて、
ご自身で心の奥にしまいこんだ「好き!」や「喜び」に再会していきます。
これにより、自分の核心にある感性を取り戻し、自らを再発見し、再起動していきます。