いま、なにを、感じてる?
誰かのまなざしを通して、受け取った“似合う”というかたち
この衣服は、ザ・花柄!を着たい日の私を、
ふわっと受け止めてくれる。
このワンピースは、可愛がってくださっている或るお姉さまがくださった。
「あなたの方がもっと似合うと思って‥」と。
軽やかで、動きやすくて、お洗濯もしやすい。
私はこのワンピースで、長靴を履いて山の家で草を刈ったり、
ちょっとした作業もする。
見る人によっては「くたくたのワンピース」かもしれへん。
けれども、私にとってはずーっと光って見えている、
日常を共に生きるかわいい相棒。
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たくさんの花たちが華やかに描かれてる柄が、
褞袍(どてら)の「ぼろぼろ」と、どこか似ていると思った。
ぼろぼろで穴だらけだと思って見るから、そう見える。
ぼろぼろだと捉えなかったら、
単なる「ぼろぼろ」には見えない。
海外の人たちには、こんなふうに新鮮に、なんらかの模様に見えるのかもしれへんね。
量産品でも、手のかかったものでも、
誰か人間の想いが乗っている。
そういうところに優劣つけたくない自分がいる。
そいいう服たちに、くれた人の想いが乗って、
さらに特別になる。
これは、私にとってそんな一着。
花柄のワンピース
お姉さまからいただいたもの